はじめに
2003年12月現在ではIntelからCentrino用のMiniPCIカードの無線LANも802.11a対応のものが出たみたいですが、MG13D発売当初はCentrinoにするための無線LANカードは802.11b対応のみでした。
今やADSLも40Mが登場し、実際の実効速度も10〜20Mbpsを超えている環境の方も多いと思います。ウチも24MのADSLで実効速度は調子が良くて10Mbps出ています。しかし、MG13Dで無線LANで繋げていると、3Mbps程度しかスループットが出ず、また家庭内のNASサーバへのアクセスもちょっと大きなファイルをコピーする際にはかなりストレスになっています。
幸いな事にMG13Dの無線LANモジュールはMiniPCIカードという標準規格のものを採用していますので、バッファロー(旧メルコ)やIBMの市販されている802.11aや802.11gの無線LANモジュールがそのまま使えるはずです。
このページでは実際に私がMG13Dを半分解し、MELCOのWLA54Gから取り出した無線LANモジュールを取り付けるまでの手順を公開します。
なお、本改造を行った事によるいかなる問題(破損等)について、私は全く保証しません。当然本体を開けると富士通の保障が受けられなくなるのも必至です。
また、無線LANカードを置換すると、そのノートパソコンをそのまま使用するのは、どうやら電波法違反になるみたいです。その辺も自己責任でよろしくお願いします。
※本ページにある説明文は全て想像で書いており、画像も念写で撮りました(爆)
本体の分解
バッテリー等の取り外し
ここは特に図解は必要ないでしょう。本体の電源を切ってから以下の部品を取り外します。
ヒンジカバー(キーボード上部のステータス表示パネル)の取り外し
まず裏面の下にある画像の箇所のネジ二本を取り出します。

つぎに、ディスプレイを90度の角度(キーボードに向かってディスプレイが真っ直ぐ上に向いた状態)にして、本体背面のツメ二箇所を外します。

つめを外すコツは細いドライバーを横から差し込んでテコの原理でパチンと外します。以下に示します。

続いてディスプレイを一杯に開いて、正面からカバーを外します。ケーブルが繋がったままなのであまりたくさん引っ張り過ぎないように気をつけてください。

キーボードの取り外し
ヒンジカバーが取れたら、キーボードの上部を少し持ち上げ、奥にスライドさせると手前のツメ四箇所が外れます。
下の画像の中央左にある白い基板がMiniPCIカードです。
無線LANカード(Intel)の取り出し
アンテナ線(灰色)と?の線(黒色)をつまんで引っ張って外します。続いてカードの左右にあるツメを外側に両方開くとPCIカードが飛び出しますので、斜め奥にスライドさせて外します。
WLA54Gの分解
新品(でなくてもいいですが)のWLA54Gを購入してきます。バッファローはどこの店も値引きが少ないです。今なら税込み13,000円くらいでしょうか。
まず底部のネジ二本を外します。次に背後のネジも二本はずすとばらばらになります。
ロットによって違うみたいですが、まずMiniPCIカードに張り付いているシールを剥がして、フェライトコアに絡まっている黒線、白線を外します。
次に基板左右にアース線が半田付けされていますので、ニッパーでねじ切るか半田を溶かして外してください。
無事必要な部品が外れました。その他余った部品や保証書は捨ててしまいましょう。
LANカードの取り付け
これは問題ないですね。サクっと取り付けてください。
電源ON
キーボードとヒンジカバーを元に戻してバッテリーも装着して電源を入れてみましょう。
起動するとハードウェア接続ウイザードが起動しますが、これはキャンセルしちゃってください。とりあえず有線LANでインターネットに繋いで、以下のページから最新のドライバファイルを落としてきます。
BUFFALO Wireless LAN Driver Disk
ダウンロードしてきたファイルを展開して、setup.exeを実行すると勝手にドライバがインストールされます。
無事にセットアップが完了するとデバイスマネージャのネットワークアダプタにちゃんとバッファローのデバイスが表示されます。

Intel PROSetの削除
元々付いていたIntelのLANカードのデバイスドライバ自体は削除するのも面倒くさいので、Intel PROSetだけでも削除しましょう。
コントロールパネルからプログラムの追加と削除を選択して、「Intel(R) PROSet」の項目を削除するだけです。

無線LANの設定(注意点のみ)
今までIntel PROSet経由で無線LANの設定をしてきた人には始めての体験だと思いますが、XP標準機能の無線LAN設定を行います。
適当にコントロールパネルやタスクバーから辿って、ワイヤレスネットワークの設定画面を開きます。
SSIDは必須の設定ですね。あとはWEPの設定は必要に応じて行ってください。

注意点ですが、この認証タブにある「このネットワークでIEEE802.Xを有効にする」がチェック入っていると無線LANが切れたり繋がったりするようになるのでチェックを外します。(アクセスポイントがWLA-G54Cの場合です)

まあ、あとはうまく繋がらなかったら、Windows XP.FAQあたりを調べるなり、質問するなりして頑張ってつなげてください。

おわりに
とりあえず家庭内のFreeBSDマシン(PentiumII 300MHz)にFTP転送を行ってみましたが、スループットが今まで4Mbpsだったのが20Mbps程度に上がりました。まあ、相手が遅いマシンなのであまり参考にならないでしょうが、ぴったり5倍早くなりました。
本件については最初に書いたとおり自己責任で全てお願いします。


